チチブ、学名 Tridentiger obscurus は
スズキ目ハゼ科に分類されるハゼの一種。東アジア温帯域の淡水・汽水域で見られるハゼで、地方によっては食用に漁獲される。同属でよく似たヌマチチブ T. brevispinis とは、学術的な調査等を除けば区別されないことが多い。成魚は全長8cmほどで、他のハゼ類と比較して太く短い体形をしている。頭部は丸く胴体も円筒形だが、尾部は側扁する。口は大きく、両顎には細かい歯が2列に並ぶ。第一背鰭の棘条は糸状に長く伸びる。頭部の頬には小さな白斑、胸鰭のつけ根に白っぽい帯模様がある。体色は褐色の地に白斑が散在し、脇腹に黒い縦帯が入る状態が多いが、興奮すると全身が黒くなったり明色になったりする。